七千階段はいつも|フレイヤ5
めったないことだけど、ホワイトランから真っ直ぐにイヴァルステッドへ向かった。メインをそのまま進めていくなんて、そうそうない。正直言って、飽きてる。
好きなキャラクターがいて、たとえばセラーナとか、フォロワにするために毎度お迎えに行くとかってすごいなって思うのよ。特にドーンガードなんて結構長いし、毎度やるんだーっ私にはできなーいって思う。「好き」のパワーは絶大だ。
好きと言えば、イヴァルステッドへ登る急な山道がすごく好きだ。
暗いのは日が暮れようとしてるからでもあるけど、山の影側を進んでるから。
光もの系、と私は呼んでるんだけど、Lux とか ENBLight とかのMODの威力ってすごくて、リアリティって影なんだなって感じいったりした。
今回の旅では、ルシアンに頻繁に話しかけるようにしてる。ルシアンおしゃべりだから(ってかんじでいたんだけど)勝手にしゃべってるのだけかと思ってた。話しかけるとさらにたくさん話してくれるんだなんて思いもしなかった。さすが世界中で人気のあるフォロワさんだ。
TESのファンの方々って知識がすごくて、Twitterなんかで話しかけてもらうと実は私ビビってたりする。なんせ前作とかやってないし、スカイリムのだって本も読んでないし。遊び方の違い、興味対象の違い、といえばそれまでだけど、そんなことも知らなくて申し訳ないですって気持ちになりもする。キャラクターの名前とか固有名詞でさえ間違うしね。まぁそんなやつなんだなって思ってもらえればいい。
ヒルグランドの墓から無事に着いたようでよかったゴルディール。手はたいまつ持ったポーズのまま固まっちゃってるんだね。今回の環境、これが多い。
立ってるのはグウィリン。この人に「ごきげんだな」とかなんとか話しかけて聞ける話しがすごく好き。ウィンドヘルムの港のアルゴニアン女性(誰だっけ?)が聞かせてくれる話しとおんなじぐらい前向きで明るい。
夜が明けて、七千階段をのぼる。
息が白い。イヴァルステッドは標高が高いもんね。ここからさらに山の上へ、ハイ・フロスガーへ。
オオカミに注意って言うけどクマだったりトロールだったりするし、と用心はしてたんだけどなんだよミノタウロスって。
この山道は特別。だーっと駆け上がったこともあったけど、たいていはゆっくり歩く。景色が素晴らしいから。景色が素晴らしいのはMODの、モッダーさんたちのおかげさまなんだけど。ゆっくりのぼっていくと、なにかわきあがる気持ちがある。豊かで透明感のあるような。いつも、この道は特別だなって思う。
綺麗だよねぇ。画像より実ゲーム中の方がもっともっと光にあふれて綺麗なんだ。
Skyrim Immersive Creatures Special Edition あたりのかな? 氷の巨人がいた。襲われなければ手出しはしない。
もう少しだ。
着いた。
道中、標章を全部読んできて、空の声効果もゲット。MODで追加した獣には効果なかったりするけど、いたしかたなし。
標章で、好きなのが2つある。
“未熟な魂には強さがあった” 読むと泣けてしまう。
もう1つのは丸ごと好き。
グレイビヤードたちとはまあほどほどに。
ここの塔に上がるのが好き。
高いたかい所から見下ろして、気持ちが大きくなるどころか逆。謙虚というか、自分がちっぽけなかんじがするんだ。そして、とても孤独なかんじが。
どうしてだろう? 他の、たとえば盗賊ギルドとか遊んでてもそうは感じないのに、ドヴァーキンになるととたんにものすごく孤独だって感じる。すごくさみしい。
それなのに
ルシアンの言うことときたら。これでもたぶん彼、悪気がないんだろう。スゥームを研究できるってめっちゃ興奮してた。
その他のSSはなし。
次に続く。